水虫
原因
水虫は、白癬菌というカビの仲間によって引き起こされる皮膚感染症の一種です。
白癬菌が足に感染した場合は水虫、頭皮に感染した場合はしらくも、それ以外の体の部位に感染した場合はたむしと呼ばれます。
症状
皮がめくれたり、赤くなったり、じゅくじゅくしたり、小さい水ぶくれができたりと様々な症状を呈します。痒みもあったり無かったりと患者さんによって様々です。爪に感染した場合は爪が分厚くなったり、白く濁ったりします。
検査
皮膚の皮や爪などの一部を擦ったりピンセットでつまんで顕微鏡で白癬菌の有無を調べます。
※見た目だけで診断はつきません!
当院での治療
検査で白癬菌が確認された場合は症状に応じて外用薬、内服薬の選択を行います。
外用薬の場合は、治ったと思っても自己判断ではやめず、一度診せに来てください。
特に爪白癬では内服薬が適応になるケースもありますが、肝機能障害が出ることもあるので採血が必要になったり、他の薬との飲み合わせで処方ができないこともあります。
※受診前にすでに市販の水虫薬を塗って来られている場合は顕微鏡検査をしても偽陰性になることもあり、正確な診断がつかないこともあるのでその場合は後日再検査させていただくこともあります。また、市販薬でかぶれ症状を来たすこともあるので、自己判断での塗布は避けていただくのが望ましいです。