巻き爪、陥入爪
原因
深爪の習慣(爪の切りすぎ、爪を噛むなど)、窮屈な靴、外傷を要因とする状態、外反母趾などが挙げられます。
症状
巻き爪と陥入爪は同じと思われている方も多いですが、実は少し違います。
巻き爪は爪が異常に内側に曲がっている状態をいいます。一方で陥入爪は爪の縁が周囲の皮膚に食い込み、炎症を起こしたり痛みを感じたりするような状態のこといいます。
陥入爪が悪化すると肉芽が盛り上がったり出血したり歩くことが難しいほど痛みが強くなったりします。
当院での治療
▶保存的治療
深爪が原因であることが多いため、症状が軽い場合は爪の切り方を指導し改善を図ります。もし炎症を伴っている場合は抗生剤の内服や外用薬を処方することもあります。症状に応じてテーピング法やコットンパッキング法などの処置も行います。
▶外科的治療
炎症を起こして化膿し、肉芽が盛り上がっている場合などは手術治療が必要になります。
食い込んでいる爪を部分的に抜爪します。爪母の処置を行い、部分抜爪した部位から再び爪が生えてこないようにします。抜爪はだいたい2~3mm幅で行います。
手術時間は15分程度です。
術後の生活がその後の術後経過にも影響するので、当院では、術後創部が落ち着くまでは指に負担のかからないサンダルなどで過ごしていただくことを推奨しております。
▶爪の矯正治療
自費診療になります。独自のワイヤーを用いて矯正します。1趾(いっし) 5000円(税込み)です。
器具が外れてしまった場合は2000円(税込み)でつけ直しいたします。ただし、器具が破損して新たな器具が必要の場合は5000円(税込み)いただきます。