尋常性白斑
原因
現在のところ、自己免疫性疾患の一種ではないかと考えられています。私たちの身体には細菌やウイルスなど外敵から身を守るために免疫という仕組みがあります。その免疫が暴走し自分自身の細胞を攻撃してしまうことを自己免疫疾患と言います。なんらかの理由で皮膚のメラニンを作る細胞(メラノサイト)を攻撃してしまうことで発症すると考えられています。
症状
皮膚の色が抜けてしまい、境界がはっきりした脱色素斑を生じます。
通常痒みや痛みは伴いません。
⚫︎限局型:1㎝くらいの大きさの白斑が2,3個できます。それだけで症状が進まないもの
⚫︎分節型:その後白斑が大きくなり数が増え、左右のどちらかの神経に沿って急速に拡大するもの
⚫︎汎発型:その後白斑が大きくなり数が増え、身体のいろいろなところに徐々に白斑が拡がっていき、左右対称になることが多い
当院での治療
外用療法(ステロイド、VitD3、プロトピック®)や紫外線療法を併用しながら治療します。