原因

伝染性軟属腫ウイルスが皮膚に感染することが原因です。主に学童期以前の小児に見られます。直接的な皮膚の接触だけではなく、タオルやビート板、浮き輪などを介して移ることもあります。ただし、接触感染なので、水着で覆われている部位の水いぼでは移ることがまれであり、プールを休む必要はありません。

症状

洋服で隠れた部位にできることが多いのが特徴です。やや光沢があって1～5mm大の皮膚色～やや赤みのある小さいできものがみられ、徐々に数が増えていきます。通常半年～3年(多くは1年以内)で治癒すると言われていますが、個人差が大きくいつ治るかを予測するのが困難です。

当院での治療

水いぼはたしかに自然に治るものなので、治療をせず経過をみるという考えも間違ってはいません。水いぼの治療は皮膚科医、小児科医によっても考えが様々です。しかし、他院で様子をみましょうと言われたのに増えてきたからとってほしいと当院に受診される方が多い印象です。

当院では数や部位に応じて液体窒素を用いた処置、ピンセットによる摘除など行っております。(液体窒素のほうが痛みが軽い傾向にあるので、数カ所ある場合は基本的に液体窒素を用いた処置をします。)

数が多く処置が困難な場合、痛みで安静にできない場合などに当院ではm-BFクリームという銀を配合した水いぼ専用クリームを院内にて販売しておりますので、ご希望の方は診察時にご相談ください。

　※水いぼクリームは自費になります。(税込み2,200円)